特徴

1981年に電気工学を修学しロレーヌ地方の製鉄所で電気技師として役10年間働いたが、農業に携わりたい思いを持っていたラファエルは、サヴォア、アン県のメリニヤに家といくつかの未墾の地を購入する機会に恵まれる。
以来この地に住み着き、ブドウ栽培に専念することを決心した。
醸造学校などには行っていないが、以前より栽培に関心が高く、ワインは崇高な自然の産物であって、決して産業のためのものではないと考えていたラファエルは、初めは自身の消費のためにワインを造っていた。
1983年の最初の醸造から、現在までに2.1ha、10区画を所有するドメーヌに成長した。
低い収量で、大切に畑作りを行うラファエルにとってはこの2.1haが十分な広さであり、現時点ではこれ以上に畑を広げる予定はない。
仄かにピンクがかった淡い赤色。
細かくクリーミーな泡立ちで、グラスの表面には淡い桜色泡が広がり、色合いだけでも可愛らしい印象を受けます。熟した苺をギュッと搾ったような果汁感溢れる果実味に、赤いりんごやフランボワーズなどを想わせる果実の風味が混ざります。
フレッシュ感を感じさせるパリッとしたりんごをかじった時のような酸が感じられ、ジューシーで甘やか瑞々しい果実の印象と共に甘酸っぱい風味が広がります。
酸があることで甘さだけが先行せず、フルーティーな味わいがたっぷりと感じられ、スッキリとした後味で明るく溌剌とした仕上がりです。