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NO|W0003342

マルクペノ トリマルトロード2019

3,520円(税込)

現在、品切れ中です。次回入荷についてはお問い合わせください。
Tri Martolod / Marc Pesnot
マルクペノ トリマルトロード2019
種類:白ワイン
産地:フランス-ロワール
味わい:辛口
内容量:750ml
品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ

特徴

ブルターニュ語で「3艇の帆船」と名付けられたトリ マルトロードは、中世からの港湾都市であるナントのお膝元であるということにちなんで名付けられました。このキュヴェは、比較的樹齢の若いムロン ド ブルゴーニュを中心に仕込まれるキュヴェで、初めて造られた2017年は3つのヴィンテージをブレンドしたワインになっておりましたが、2018年以降単一ヴィンテージで仕上げられるようになりました。

黄色み掛かった濃い麦藁色の外観。抜栓直後は酸、ミネラル共に高く、ポテンシャルが隠れており、思ったより表情のない香りに面食らってしまいますが、スワリングしつつ5分ほど経過すると白〜黄色系の華やかな香りが感じられます。果実感も林檎やピンクグレープフルーツと言った熟れつつも酸のある果実のニュアンスが感じられます。
抜栓直後の味わいは比較的平坦でスルスル飲めてしまう一般的なムロン ド ブルゴーニュっぽく感じてしまいますが、時間の経過とともに香り味わい共に一気に開き、林檎の蜜の部分や花梨、濃縮させた柚子、フレッシュなハーブのニュアンスが湧き出てきます。 抜栓後2日目以降は香り、味わい共に更に開き、林檎や花梨に加え硬い洋梨のニュアンスが丸みを帯びて感じられます。熟れた感じが出ては居ますが、骨格の有る酸とミネラルは健在で、ストラクチャーのある味わいは初心者から上級者まで全員が楽しめる正に万人向けのスタイル。これからの春先に向けて重宝するワインです。 素晴らしいポテンシャルと味わいを兼ね備えた2019年マルクのワイン。(インポーター資料より)

生産者

ロワール河の下流、ナントの街の周辺にはミュスカデの生産地域が広がります。この地で、底なしの情熱でワイン造りにあたるのがマルク ペノその人です。美味しいワイン造りこそが自分の夢と語るペノ氏は、時間も手間も惜しむことなく、全てをワイン造りに費やしています。
採算度外視でワイン造りにあたるという、そのあまりの情熱のためか、マルク ペノ氏は2007年12月に大変困難な状況に直面します。財務上の理由からドメーヌの運営継続が困難になったのです。全てのワインが出荷停止となり、ワイン造りを続けられるかも定かでない状況にありながら、ペノ氏はあくまで畑に出続けました。曇らない笑顔のまま毎日畑に出ては、収穫できるかもわからない、ワイン造りをできるかもわからない、そんなブドウの世話を続けたのです。
日本にもファンの多いマルク ペノのワインをこのまま失ってしまうのは、あまりにも残念でならないと考えた当社と現地フランスのパートナー、エノコネクション社は、ペノ氏の所有するワイナリー「ドメーヌ ド ラ セネシャリエール」の経営を引き継ぐことを決め、2008年8月には全ての登録・認可を終了し、正式に再スタートを切ることとなりました。
懸案だった問題も解決し、マルク ペノ氏は、よりいっそうの情熱をもってブドウの栽培やワイン造りにあたっています。
現在ドメーヌでは15ha以上の畑を管理しており、その栽培と醸造をマルク ペノ氏が担っています。12月から4月までの期間にほぼ休みなく続く剪定作業などその作業は膨大ですが、ワイン造りにかける意欲は損なわれることはなく、品質向上のための改善を日々積み重ねています。
収穫の際には全て手摘みによって行い、痛んだ果実を排除して腐敗果の混入を防ぎます。この地域では考えられない程、収穫量は低く抑えられており、結果として他には見られないような果実味が溢れたムロン ド ブルゴーニュやグロプランとなります。「収穫量を抑える」と一口に言ってもムロン ド ブルゴーニュやグロプランという品種では非常に深刻な問題に直面します。それは、この種のワインは安価なものがほとんどで、量を減らして美味しいワインを造るよりも生産量を増やして販売量を増やしたほうが経済的には有利であるということです。つまり収穫量を2/3や1/2まで減らしてもムロン ド ブルゴーニュやグロプランといったワインを通常の2倍、3倍の価格で販売する事は難しいということです。それでもなお品質追求をするマルク ペノ、まさに情熱のなせる業です。
醸造に関しても、マルク ペノならではのアイデアで彼独自のワインを生み出しています。そのひとつが、香りの弱いムロン ド ブルゴーニュやフォル ブランシュを12時間かけてじっくりプレスすることによって果汁と果皮の接触時間をとり、香りや旨味を引き出す手法を採用しています。いわゆるマセラシオン(醸し)と同様のアプローチで、もともとは赤ワインの醸造におけるマセラシオン カルボニック法と同様のもので、ボジョレーのマルセル ラピエールの考えから着想を得たと言います。また「ニュイタージュ」と名付けられたワインでは、12時間のプレスの前に15時間ほどマセラシオンを行い爽快ながらもより深みのある風味を引き出す手法も採用しています。この「Nuitage = ニュイタージュ」は、フランス語で「夜」を意味する「Nuits = ニュイ」に発酵させることにかけています。
発酵中は酵母が生み出す二酸化炭素の働きによって酸化を防ぎ、酸化防止剤となる亜硫酸の添加は、瓶詰めの際に極少量にとどめています。またペノ氏はコルクの品質にも細心の注意を払い、複数の生産者と共同でコルクを購入し、そのコルクをロットごとに化学的な検査に出しています。その検査結果をみてブショネのリスクが少ないもののみを使用しています。

Tri Martolod / Marc Pesnot
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