特徴

収穫後、果皮と共に２週間、野生酵母による発酵を促す。圧搾後、大樽(20?30hl)にて48年間の熟成。現行のDOCG規定ではなく、1915年に彼女の祖父であるアダモ・ファネッティが定めたヴィーノ・ノービレの醸造方法を忠実に守っているため、現在では彼らの造る全てのノービレがリゼルヴァになってしまうという矛盾が。変わらないことに徹底的にこだわった、まさに『モンテプルチャーノの高貴なワイン』です。

1700年代からモンテプルチアーノの地に暮らし、ワイン造りを始めとした農園を営むファネッティ家。肥料は基本的に使用せず、農薬も極力不使用で栽培、天然酵母での発酵、温度管理なし。

生産者

ルネッサンス期の古い街並みが残る、歴史ある街モンテプルチアーノ。この土地で古くよりワイン造りを行ってきたファネッティ家。1920年代、当主アダモによって、「Vino Nobile di Montepulciano」という名が付けられた。のちにノービレの始祖となった家族でありながら、まったくもって堅実に、当時のワイン造りを継承してきた造り手。大型のセメントタンク、３０年以上使い続けるイタリア産の大樽、、、etc。最低でも４年間を樽の中で過ごすという伝統のワイン造りは、今では明らかにマイノリティとして扱われてしまうことも少なくない。味わい、雰囲気、ボトルに至るまですべてに感じる懐かしさと素晴らしさ。時間をかける意味、変わらないことの大切さを再認識させてくれる造り手。