特徴

マルヴァジアの豊かなアロマと爽やかな甘さ。特徴的な苦味のある余韻が絶妙なデザートワイン

祖父の代から続くブドウ畑で有機栽培を実践、伝統的な野生酵母による瓶内二次発酵にこだわるエミリア ロマーニャの自然派カミッロドナーティが造る、楽しい甘口微発泡ワインです。

マルヴァジア アロマティカ ディ カンディアは、数世紀近くここエミリアロマーニャで栽培されている品種。標高約250m、東向きの斜面地にある自社畑に植えたマルヴァジアを手摘みで収穫、野生酵母によってアルコール発酵を行います。発酵途中のモストの一部を取り出しておき、冷暗所に保管。この際、木綿の袋のフィルターに通すのですが、そのことによって酵母にストレスがかかり、発酵を一時的に止め、残糖分が残った状態になります。このモストはカミッロ ドナーティの他のワインの瓶内二次発酵の際に一緒にブレンドされ、発酵を促す働きをします。そのブレンドに使われなかったモストがこのマルヴァジア ドルチェになります。気温の上昇とともに酵母が再活動を始め、炭酸ガスを発生。アルコール度数が4〜6度ぐらいになったら発酵をストップ。残糖分の高い、甘口微発泡の出来上がりです。

麦わら色がかった黄色の外観、はっきりとした豊かな香り。果実本来の酸味と旨み、そして自然な甘味が調和した心地よいデザートワインです。10〜12度ぐらいに冷やして大きめのグラスでお気に入りのデザートとともにお楽しみください。

生産者

現当主カミッロの祖父であるオルランドが、1930年に植えたブドウによる
自家消費用から始まったワイン生産をカミｯロが商業化。

畑においては有機農法を実践。
ワイナリーでも伝統的な手法にこだわり、全てのブドウに対してマセレーションを行い、
一切の温度管理を行わず、フィルタリングも木綿の袋を使い重力以外の圧力をかけずに行う。

ランブルスコを始めとするフリッザンテのワインは、かつてこの地方で行われていた
ワイン内のわずかな残糖分とブドウに付いていた野生酵母を利用して
瓶内２次醗酵を行わせることで生産される。