特徴

ピノ ネーロ 100%、樹齢 30 年。収穫後、除梗せず低圧力でプレス、時間をか けることで色づいたモストを木樽に移し、自発的な醗酵、そのまま古バリックに て約 9 か月の熟成。新しい試みとして、1樽(全体の 25%)は熟成の過程で捕 酒を行わず酸化熟成を行ったワインを加え、微量の糖分(サトウキビ由来)、酵 母と共に瓶内 2 次醗酵。そのまま 48 か月、オリと共に熟成を行います。ドサ ージュ(糖分、リキュール添加)を行わず SO2 も添加しないスプマンテ。アレッ サンドラが慕う母(Claudia クローデイア)のオマージュとして造られるクロ ク ロ。酸化熟成を施したリザーヴワインを加えたことで、これまでのクロ クロに足 りなかった線の太さ・味わいの濃さ・複雑味、すべてにおいて増した印象。ドサ ージュではない、ワイン(果汁)のみで表現しきるという意思を感じるスプマン テ。

生産者

ロンバルディア州ブレーシア、DOCGフランチャコルタと言えば、広く知られている高品質スパークリングワインの生産地域。フランチャコルタの生産地域の東側にあるグッサーゴの町で2012年よりスタートした造り手アレッサンドラディヴェッラ。ブレーシアの町で生まれ育った彼女、ワイン造りの憧れは驚くほど早く、幼少期から自分でワインを造りたいと思っていたそうです。そして2010年、20歳という年齢で3haのぶどう畑を購入。醸造学校には行かず、近隣のワイナリーで働きながら学び自分の造りたいワインへのイメージを膨らませていたと語るアレッサンドラ。「自分が造りたいワインは、きっと醸造学校で教えてもらえないと思ったから・・・。」